英語でよくある勘違い 隠れた主語に注目

英語の並べ替えの問題です。

日本語の意味になるように単語を並び替えなさい。

このりんごを食べてもいいですよ。
eat / can / apple / you / this / .

さきに答えを言いますと、

You can eat this apple.

となります。「なんだ、簡単だ」と思われるかも知れませんが、意外と間違いが多い問題です。

This apple can eat you.

としてしまった方は、おられませんか。

できた英文を訳してみると、「このりんごが、あなたを食べます」となります。りんごに食べられたら大変です。指摘された子供たちも失笑です。

簡単な並び替えに見えますが、

子供たちは、英語の文章を習う時に、英語の語順は、日本語と違って『主語+動詞』の順に作ることを習います。そのため、まず主語の単語を探したり考えて、英文を作ります。主語は、文章の先頭にあることがおおいので、日本語から英語に直すときに、日本語の先頭に目が行きます。

もし、「あなたは、このりんごを食べてもいいですよ。」であれば、ほぼ100%、Youから書き始めて、ほとんどの子が正しい文を書けると思います。

ところが、この問題は主語の「あなたは、」が省略されています。すると日本語の最初にある「このりんご」を最初に書かないといけないと錯覚してしまい、This apple から書き始めてしまうことが多くあります。

そして、主語の次に動詞が来るので、

This apple can eat

となります。残ったyouは、その続きにとなり、This apple can eat you. と言う解答がでてきます。

これもひとつの経験です。実際に問題を解いて、間違ったことを次に活かすことができれば、それで十分です。教室ではいくら間違っても、学校の成績には、少しも影響しませんから。

偶然、このブログを読まれた保護者様がおられましたら、お子様は、りんごを食べられるか、一度試してみてください。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。