複数志願
兵庫県の公立高校の入試制度がいまの方法になってから、だいぶたちますが、それでも保護者様の中には、自分たちの時と違っていたり、お兄ちゃん・お姉ちゃんの時と、少し変わっていたりして、「どうなっているの?」と相談を受けることがあります。
推薦入試、複数志願や志願変更の方法など、いろいろとややこしいと思います。
「よう分からんけど、とりあえず行きたい高校に受かったらええねん。学校の先生も、大丈夫って言われているから、大丈夫やろ」
と言う方は、読み飛ばしてください。
複数志願について
公立高校の普通科は、2つの高校を志願することができます。つまり、第1希望 A高校と第2希望 B高校を書くことができます。願書は、A高校に提出します。
近隣では、西脇高校、社高校、多可高校、小野高校、北条高校に普通科があります。最近は、加古川東高校も受験されています。
A高校に不合格でも、第2希望のB高校の合格圏に入っていれば、B高校に合格となります。
「それは、ええな」と思われる方もおられるかもですが、大事なことがあります。
第1希望の加算点です。西脇近辺の学区は、25点が加算されます。(加算点は変わることがあります)
第1希望のA高校の合否判定には、この25点が加算されます。願書を出した時点で25点がもらえることになりますが、第2希望のB高校の判定には、この25点は加算されません。
B高校に第1希望で出している子は、25点の加算点をもっています。もし、A高校に不合格になった場合、この25点差をうめるだけの結果を出さないと、B高校にも不合格になってしまいます。そのため第2希望の選択で思案される方もおられます。
第1希望に不合格の場合は、私学に進学すると言う方は、第1希望のみで受験されています。
志願変更
願書を提出後、一度だけ志願変更ができますが、これもいろいろと制約があります。
複数志願でA高校に第1希望で出願された場合に、定員をオーバーしているので、第1希望をB高校に変更しようと思っても、できません。ただし、第2希望は変更できます。
第1希望 A高校 → 第1希望 B高校 ⇒ ×
第1希望 A高校 第2希望 B高校 → 第1希望 A高校 第2希望 C高校 ⇒ ○
複数志願を実施しない高校、例えば西脇工業などの専門学科の学校には志願変更できます。
第1希望 A高校 → D工業△△科 ⇒ ○
まとめ
説明不足なところもあるかと思いますが、複数志願で志望校を2つ書くことはできますが、いろいろな制約があります。普通科を目指されている方は、第1希望の学校に合格できるように、頑張っておられることと思います。努力が実るように祈っております。
薦入試や複数志願のない学科の受験についても情報発信をしていきたいと思います。
最後まで読んだけど、「何書いてあるか分からんわ」と言う方もおられると思いますが、少しでもお役にたてましたら幸いです。