久々の物理

こんにちは。西脇南中学校の中間テストは昨日で終わりましたが、来週は西脇中学校や高校生の中間テストがあります。昨日は、高校生がテスト前の復習に励んでくれました。

高校生は、中3生で継続を希望された方に数学のサポートをしているのですが、物理の課題が進んでいなかったようで、久しぶりに物理の問題をサポートしました。

重力加速度や、摩擦係数、摩擦力の計算、浮力の計算など、どれも久しぶりで自分の中の勘を取り戻すのに苦戦しました。中学生のときは、質量はg(グラム)で主に計算をしていましたが、物理ではKgを使います。普段は、中学生の理科をしているので、このあたりの感覚が厄介です。

久々に物理をすることで、自分にも刺激になりましたし、生徒さんの課題も進めていくことができて良かったと思っています。

いま取り組まれている物理の問題は、これから中3生が理科で習う単元の延長にあります。中学生の方は、いま習っていることや、これから習うことは、高校につながっていると思って、しっかりやっていきましょう。

他の子は、数学の図形問題に取り組まれました。応用もでてきますし、図形問題に絶対でてくる「補助線」をひく問題などは、初見ではなかなか思いつかないものがあります。

それで、唸っておられたので、解答を見ることを薦めました。解答を見ないで、自力で答えを出したいと言う気持ちが強い子です。

「あんな、それだけ考えて分からなかったら、解説を見て、どういう解き方をしているか、それが納得行くか、たしかめてみてん」

とアドバイスをしました。

すぐに答えを見たり、内容を理解せずに解答を写したりしているだけでは、力はつきませんが、考えた後に、「これはどうやって解くんだ?」と言う気持ちで解答を咀嚼してくことは、悪いことではありません。

これを積み重ねて、自分のものにしていけばいいと思います。

小林正観さんの本に、「学ぶ」の語源は、「まねぶ」。「真似をする」から来ていると書いてありました。本の中では、別の項目で紹介されていたと思いますが、私なりの解釈で自分で勉強するときにも言えるかなと思い、

「学ぶの語源は、『真似をする』やねんで」

と伝えました。

「本当ですか!?」

と驚いておられましたが、最初から応用問題が、すらすら解けるのは一握りの子だと思います。解説をみることは、何も恥ずかしいことではありません。そこから自分の知識を増やしていって欲しいと思います。

今自分にできることをしっかりとやってテストに臨んで欲しいと思います。サポートも頑張ります。