固定観念にとらわれない

こんにちは。いつも勉強を中心にした話ばかりなので、今日は少し違う視点のお話です。

私は、プロフィールにも書いていますが、辰吉丈一郎選手が大好きです。(日本でのライセンスは失効していますが、辰吉さん自身は現役を公言されているので、選手と書かせていただきます)

なんども、辰吉選手の試合を生で観戦したことがあります。

あるとき、横浜で辰吉選手が世界タイトルの防衛戦を行うことになりました。試合は、日曜日の夜に行われます。防衛戦を見たいけど、試合会場は横浜だし、次の日は会社があるから、さすがに見に行けないなと思っていました。当時、私は神戸の会社で働いていました。

会社のお昼休みに、先輩方と話している時に、

「辰吉(選手)の試合を見に行きたいけど、日曜やし、(会場が)横浜だから見に行けない」

とぼやいていると、横で聞いておられた上司の方が、

「見に行ってきたらええやん」と。

「え、でも、次の日仕事ですよ。休暇とってもいいんですか」

と尋ねると、上司の方が、

「休暇取らんでも、試合が終わったら夜行で帰ってきて、始業前に会社に着いて、ちゃんと仕事をしたら誰も文句いわへん。」

と言われました。

日曜日の夜は、月曜からの仕事に備えて、早めに休むしか頭になかった自分には、目から鱗でした。そして、時刻表を調べると、大阪までの寝台急行があり始業時間までに帰ってこれることが分かりました。

この時点で、横浜まで観戦に行くと心は決まっていました。

試合は、見事に辰吉選手がTKOで防衛をして大満足でした。その後、夜行列車にのって始業前に会社につくことができ、自分の仕事をこなすことができました。

ここで、私が紹介したいのは、辰吉選手の試合を横浜まで観戦しに行ったと言う、辰吉選手好きのアピールではなく、自分の中にある固定観念は、人から見ればなんでもないことがあると言うことです。

自分がやってみたいなとおもっているけど、自分の常識の中では無理と思っていることが、人に相談してみると、「こうやったら」とあっさり解決することがあります。日曜日の夜に、横浜にいて、翌朝神戸に帰ってくるのは、不可能だと思っていました。でも、上司の一言で、発想がかわりました。おかげで最高の体験をすることができました。

いま、無理だと思っていることは、もしかすると自分の中だけの常識かも知れません。一度誰かに相談してみると、いいヒントがもらえるかもですよ。