この勉強、役に立つ!?
こんにちは。GW後半もいいお天気になりましたね。
よく塾生の方が、
「こんなん、勉強しても将来使うことないやん。なんで勉強せなあかんの」
と言う、不満?、愚痴?を言われます。私もうまく答えられないことが多いです。
「関数とか証明とか、こんなん仕事に使うことないやろ」
「英語なんか話せなくてもいいやん。海外に行かなかったらええし、外国人と話しなかったらええやん」などなど。
先日、ABCラジオで放送されている「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」と言う番組で、こんなコーナーがありました。
火曜日のパートナーを務めている山田雅人さんに、
「いま、学生に戻って、もう一度学べるとしたら、何を勉強したいですか」
と言う質問で、山田雅人さんが、勉強したいと思っている科目をリスナーの方が予想して、正解した人にプレゼントと言う企画でした。
さて、山田さんの勉強したい科目は、何だったでしょう。正解は、「数学」でした。
学生の時は、いちばん将来使うことがないだろうと思われていたそうです。
なぜ、数学を勉強したいと思われたか、語られていました。
山田さんは、以前ある番組の企画で、東大受験に挑戦されることになり、40代になってから受験勉強をされたそうです。番組の中では、「7回受けたけど、7回とも落ちた」とあっけからんと話されていましたが、受験勉強の時に数学の問題を解くときの筋道を考えるのがとてもおもしろかったそうです。ここから手を付けていけば、解けるなとか、こういう視点で行くと解けるな、「この手できたか」と言った気づきがあったそうです。
この時の数学的な思考が、実はいまの仕事にものすごく役立っていると仰っていました。いま、山田さんは、「語りの世界」で活躍をされていますが、語りの構成や時間配分などを考えるときに、この数学的な思考がとてもいかされているそうです。公式のようなものが自分の中にあるようなことも仰っていたと思います。
とてもいい話だなと思って聞いていました。学校の先生や塾の講師を職業に選らばなければ、塾生のみなさんが言われるように教科書に載っている数式や公式は、将来の仕事で使うことは、おそらく少ないと思います。
でも、山田さんのように、数学的な考え方を仕事の中でいかすことは十分にできると思います。部活で身体を鍛えているのと同じです。学校の勉強を通して、将来のために脳を鍛えていると思って、取り組んでみてはどうでしょうか。
素敵な企画とエピソードをありがとうございました。