高校生からプログラミングの授業内容について質問→無事解決!
昨日は、高校生の授業がありました。ちょうど、三角比を習っているところで、正弦定理や余弦定理を使た問題に取り組んでいます。
「先生、ちょっと聞きたいことあるんですけど、いいですか?」
「なに?」
「あの、前にプログラムのこと知ってるって言われてたと思うんですけど、聞いていいですか?」
「分かることやったら、聞いてよ」
と言うことで、『聞きたいこと』と言うのは、プログラミングの授業でしている内容でした。
「授業で、説明してもらったんですけど、よく意味が分からないんです」
ノートを見せてもらうと、プログラムでよく使う、for文が。。。おまけに配列も。
(昔は、プログラムの授業なんてなかったので、何のことかチンプンカンプンですよね。)
学校で習っているプログラムは、Pythonと言うプログラム言語のようで、私は、Pythonの知識はありませんが、プログラムの基本的な考え方は、同じなので、学校で習ったプログラムが、どういう作業をしているかや、その結果がどうなるかと言ったことを説明してみました。
何回か、質疑応答?のやりとりの結果、「そういうことか」と、納得がいって、スッキリされたようでした。
今回の教科書改訂で、プログラミングが高校の正式な教科になったことは知っていましたが、内容がこういった、本当にプログラムを作る基礎的なことも習っているとは認識していませんでした。私も勉強になりました。
先にも書きましたが、私らが学生の頃はプログラミングの授業はありませんでした。パソコンすらほとんど触ったことがありませんでした。大学で、プログラミングの講義を受けたときも、何をしているのかさっぱり分かりません。昨日の生徒さん以下の状態だったと思います。友人のしていることを見ようみまねでやって、とりあえず単位は取ったような気がしますが、自分は、プログラミングには向いていないとこの時に思いました。
その後もプログラミングは、できるだけさけてきました。ただ、就職してから仕事で、どうしてもプログラミングをしないといけない状況になりました。もう逃げられません。試行錯誤しながら、必死で覚えました。幸いに、インターネットが普及してきたので、困ったことは、ネットで検索すると解決方法が紹介されています。ひとつひとつ解決しながら、仕事をすすめていきました。
すると最初の頃は、自分のした仕事が不安だったのが、だんだんと、「この内容だったら、僕にもできるのにな」と思える仕事が増えるようになってきました。
窮鼠猫を噛むではありませんが、追い詰められた時の努力は、ある意味、普段より成果が出るのかも知れません。勉強も同じことが言えると思います。入試前に、ぐっとみんなの力があがるのを感じることがあります。
学生の時は、まさか自分がプログラミングの仕事をすることがあるとは想像もしませんでした。まして、塾の授業中にアドバイスする機会があるとは思いもしませんでしたが、せっかく覚えた知識ですので、もし私の知識でも役に立てるようでしたら嬉しく思います。これからも遠慮なく聞いてください。