それは、空城の計

こんにちは。ブログを読んでいただきましてありがとうございます。

学習塾のホームページですから、いまご覧いただいている方は、お子様をお持ちだと思います。

以前、ある本を読んでいて、なるほどと思ったことがあります。

「子供が言うことを聞かないときに、怒鳴ったりしていませんか。怒鳴って言うことを聞かせようとすると、子供は、言うことをきかない人がいたら、怒鳴ればいいんだと思うようになりますよ」

つまり大人のすることをよく見ていると言うことですね。耳の痛い話ですが、なるほどと思いました。

怒鳴るなどして、力づくでさせるのではなく、ちょっとした我慢比べと言うところでしょうか。

生徒さんも十人十色で、教室に来られたら、自分の席に座ってすぐに勉強の準備を始めてくれる子もいれば、ちょっと気になることがあると、そちらに気をとられてしまう方、先生に何か話を聞いてほしくて、話しかけてくる方、などなどです。

先日も、「先生、昔に戦国武将っていたの知ってる?」と聞かれました。

知ってるもなにも、私は城巡りが好きで全国のお城を見て回ってますので、戦国武将も歴史も大好きです。早く勉強にかかって欲しいところですが、まず話を聞くことにしました。

「知ってるよ」

「昔な、めっちゃ賢い武将がいてんで。すごい数の敵が攻めてきたんやけど、こっちは、少ししか人がいないのに、敵を追い返したんやで。どうやってしたと思う?」

(どの合戦かなと考えていると)

「あんな、掃除をしてん。そしたら、敵は罠があると思って引き返したんやって」

それは、諸葛孔明の空城の計だなとピンときましたが、あえて中国の話やでと言うのはおいといて、

「よく、知ってるな。それはどこで勉強したの?誰に教えてもらったの?」と尋ねました。

すると、「TikTok」と答えが返ってきました。ちょっと意外でしたが、動画の中で紹介されていたようです。

その後、満足されたのか、ワークを2ページ進めることができました。

いつもいつも、うまく行くわけではありませんが、押したり引いたりしながら、生徒さんも私も楽しく続けることができればと思いながら授業をしています。次は、何の話か、ちょっと楽しみです(笑)