第4回 自己採点は・・・

センター試験の翌日、受験者は学校で自己採点。センター試験の事務局から試験結果が届くのではなく、自分で採点する。解答をきちんとメモしておかないと、自分の点数が把握できないから気をつけないといけない。

創志の自己採点の結果は、当初の目標とは程遠い結果だった。最低でも700点確保の予定が全然届いていない。数学のポカがなくても、空白で出したところに、ヤマ勘で「2」にマークをしていても、全然届いていなかった。

この点数では、第一志望校に願書を出しでも、足切りされる可能性が高かった。つまり、センター試験の結果から、「あなたは、うちの大学を受験する資格はありませんよ」、と二次試験を受けることなく不合格になってしまう可能性が高かった。当然、他の大学に願書を再提出することもできないし、仮に受験できても、挽回できる可能性も低かった。
※いまは、「足切り」と言う表現はあまり使わないようです。

もともと、第一志望の大学に合格できると思っていなかった創志は、あっさり降参して県内の大学を受けることにした。ただ、県内の大学も、そう簡単に合格できるとは思えないし、安全志向で行くなら別の大学を検討するべきところだったが、センター試験初日で開き直った創志は、ダメで元々やと思って前期も後期もその大学に出願することにした。先生が、「受験は、そんなもんや」と言われていたのも、このときの判断に影響したかもしれない。

とにもかくにも、県内の大学を受験することになりました。

続く